大学中退者の就職活動(就活)方法、やり方について

大学を中退した、でも正社員として就職したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。そのためには就職活動をしなければならないのですが、大学中退者が気をつけるべきことについて以下で詳しく見ていきます。

  1. 大学中退者が就職活動をして内定(採用)を勝ち取るまでの流れ
  2. 就職支援サイト、転職エージェントを利用するメリット
  3. 就職支援サイト、転職エージェントを使った就職活動の流れ
  4. ハローワークを利用するメリット
  5. ハローワークを使った就職活動の流れ
  6. Q&A
  7. 大学中退者は大卒や高卒と比べて不利なの?
  8. 大学中退者は大卒や高卒と比べて年収や給料はどうなの?

大学中退者が就職活動をして内定(採用)を勝ち取るまでの流れ

大学中退者も基本的に内定を取るまでの流れは一緒です。情報収集して、めぼしい案件が見つかれば履歴書などの書類を提出します。書類選考を通過すれば面接試験などの採用試験を受けて、合格すれば晴れて内定という流れです。ここでポイントになるのが、求人情報をどのように収集するかです。求人情報を集めるにあたって主要な方法として、以下の2つがあります。

・転職支援サイトや転職エージェントの利用

・ハローワークの活用

のいずれかになります。以下ではそれぞれの方法で求人情報を収集する特徴について詳しく見ていきます。

就職支援サイト、転職エージェントを利用するメリット

就活を行うにあたって、就職支援サイトや転職エージェントを利用する人は多いです。このようなサービスは、インターネットで情報収集できるため、自分の好きなタイミングで求人をチェックすることができます。自宅で探すことも、スマホなどを使って外出先で探すことも可能です。

大学を卒業している人と比較すると、学歴面で中退者の方が不利な傾向はあります。このため大学中退者の中には、応募できる求人を見つける時点で苦労しているという方もしばしば見られます。しかし、就職支援サイトを見てみると、大学中退者でも応募できるような案件もいろいろと紹介しています。また、近年では中退者のほかにも、現在非正規雇用で仕事をしている方や、定職についていない方に特化して求人情報を提供しているサイトも出てきています。民間で運営しているので、このようにさまざまな人が就活できるようにサービスも多様化しています。

転職エージェントのメリットは、ただ単に求人情報を紹介するだけでなく、さまざまな側面からサポートしてくれる点にも着目です。転職エージェントに登録すると、専任のキャリアコンサルタントがついてくれます。キャリアコンサルタントは、履歴書やエントリーシートの書き方なども指導してくれます。蓄積された多くのノウハウの中で、大学中退者でも魅力的な履歴書・エントリーシートの書き方を指導してくれるので安心です。このような書類作成で悩んでしまう大学中退者も多いので、このようなきめの細かなサポートをしてくれるのはありがたく感じられるでしょう。このほかにも面接対策について、専門家の視点からいろいろアドバイスをしている転職エージェントもあります。

しかもこれだけいろいろなサービスがあるにもかかわらず、ほとんどの転職エージェントが無料で利用できるのもメリットです。中には複数の転職エージェントに登録して、使いやすいところを探している求職者もいるほどです。

就職支援サイト、転職エージェントを使った就職活動の流れ

転職エージェントで就活をするのは5つのステップだけで、それほど難しくありません。最初のステップはエージェントに登録することです。エージェントに登録するのは簡単で、個人のプロフィール・職歴・職場に対する希望の3項目を入力するところが多いです。この時職歴や希望する職場など、できるだけ詳しく入力するのがおすすめです。キャリアコンサルタントは多くの情報が得られれば、適切な就職先を紹介できるからです。

2つ目のステップは、登録したエージェントからのコンタクトです。実際にキャリアコンサルタントと面談して、就職先の希望などのヒアリングを行います。土曜日や夜間でも面談できるところもありますので、日程調整をしましょう。この中で、その時々の転職マーケットの実情など教えてもらえます。相手の情報をもらって、就職条件を変えることももちろん可能です。面談は若干エージェントによって違いもありますが、だいたい1時間から1時間半を見込んでおくといいでしょう。

これら皆さんの希望する条件などを実際に確認したうえで、3つ目のステップは求人の紹介に移ります。条件を聞いたうえでマッチングする求人情報を紹介してくれるので、満足できる可能性は高いです。もちろん「自分には合わない」と思ったら、断ることも可能です。その場合は、キャリアコンサルタントが再度求人を探して、マッチングすると思われる別の案件を紹介してくれます。変に気を使ってしまって納得できない案件を受け入れるのではなく、ダメなものはダメとはっきり伝えることが大切です。また、その際にはどういったところが不満なのかも伝えると、キャリアコンサルタントも次に案件を紹介するときの参考になります。

4つ目のステップは、キャリアコンサルタントの紹介した案件に満足できれば応募の段階です。履歴書やエントリーシートを作成して提出します。先ほども紹介したように、就活支援サイトや転職エージェントでは、書類選考を通過できるような書類の書き方をアドバイスしてくれます。また、中には皆さんの魅力を企業にPRするにあたって、推薦状を添付してくれるところもあります。

最後は面接試験です。面接の日程については、キャリアコンサルタントが行ってくれるので自分でする必要はないです。キャリアコンサルタントは面接を受けるにあたってのアドバイスをしてくれます。この時、実際の人事担当者の特徴などを踏まえてアドバイスしてくれる場合もあるので、面接試験当日過度に緊張することはないです。もし面接の結果内定が出れば、給料などの交渉を行って、仕事開始です。この条件面の交渉もキャリアコンサルタントが行ってくれます。もし面接試験の結果が不採用だった場合、その理由をキャリアコンサルタントが聞いてくれます。その反省点を次の採用試験へのステップになるでしょう。

ハローワークを利用するメリット

大学中退者の就活の方法として、ハローワークを活用することも有効でしょう。ハローワークは昔からある求職方法で、日本全国に施設があります。ハローワークに行くと職員が各種就職に関するサポートをしてくれるのがメリットです。就職や仕事に関する情報を提供するだけでなく、特定の仕事に就くにあたってどのような資格や職業訓練が必要かに関するアドバイスも行っています。地域ごとに設置されているので、自宅から近い職場が見つかりやすいのも実際仕事をする場合にはありがたいでしょう。

ハローワークも就職支援サイト同様、利用するにあたって料金は一切かかりません。転職エージェントを利用する場合、募集を出している企業は採用した際に報酬を払わないといけません。一方ハローワークは募集する企業側もコストはゼロです。このため転職エージェントには掲載されていない企業の募集が出ていることもあり得ます。

ハローワークを使った就職活動の流れ

ハローワークで就活をする場合の流れですが、まずはハローワークに直接出向きましょう。すると「求職申込書」というものが渡されます。学歴や職歴、希望の仕事など必要事項を記入し、担当者に提出しましょう。するとハローワークカードというものが渡されます。ハローワークの各種サービスを受けるにあたって必要なカードですから、なくさないように気をつけましょう。

ハローワークではホームページを開設していて、自宅のパソコンなどで求人情報を自分で探すことも可能です。しかしハローワークを利用するのであれば、なるべく施設を利用した方が良いでしょう。相談員の方がいますから、就職に関するアドバイスを細かく受けることができます。たとえば複数のめぼしい求人が見つかった場合、どれに応募すればいいかのアドバイスももらえるでしょう。ハローワークは総じて求職者に対する相談人数が少なく、待ち時間がかかるかもしれません。しかし、ハローワークのサービスを最大限に活用したければ、窓口で相談したほうがいいです。相談員に相談する場合、大学中退したなど現在の自分の状況を詳しく話した方が適切なアドバイスが受けられるでしょう。

ハローワークで紹介を受けた企業で面接試験などを受けて、問題がなければ採用となります。しかし中にはなかなか就職先が見つからないという方も出てくるでしょう。その場合には「トライアル雇用制度」と呼ばれるシステムがハローワークにはあります。これはいったん3か月間紹介された企業で働いて、問題なければその後正社員として採用という流れです。派遣の紹介予定派遣に近い方式です。採用前に仕事をすることで業務内容がわかりますし、企業側も相手の意欲やスキルを前もって確認できます。ミスマッチを防げるので、「いきなり正社員として働くのは戸惑いがある」という方におすすめです。

Q&A

大学中退者が就職活動をするにあたって、わからないことや不安なことはいくつかあるでしょう。そこで最後によくある質問を2つ紹介しておきます。

大学中退者は大卒や高卒と比べて不利なの?

大学中退の場合、大卒と比較すると若干採用で不利になる可能性はあります。なぜなら、大学中退は多くの企業で実質高卒扱いにしているからです。一昔前と比較すると、選考において学歴で見るようなケースは少なくなっていますが、しかしそれでもなお大卒以上を対象にした求人を出しているところは少なくありません。大学中退は高卒扱いですから、高卒との間で就活では有利不利はあまりないでしょう。ただし中退した年次によっては、短大卒と同様の扱いにしている企業も一部あるようです。

大学中退者は大卒や高卒と比べて年収や給料はどうなの?

採用試験だけでなく、入社した後の待遇でも多くの企業で大学中退者は高卒と同じ扱いにされることが多いです。さまざまなデータを見てみると、学歴によって給料の額に違いの見られることは否めません。平成28年に発表した厚生労働省のデータによると、一般労働者の平均月収は大学・大学院卒が男性39万9700円・女性28万8700円であるのに対し、高卒は男性28万8100円・女性20万8300円です。このように10万円近く給料の面で差のついていることがわかります。