大学中退者が就職面接で退学理由をなんと説明する?

大学中退者が就職活動を行うにあたって、ほぼ確実に訊かれるのは「大学を退学した理由は何ですか?」です。この答えで面接官に好印象を持ってもらうにはどうすればいいか、以下で詳しく見ていきましょう。

  1. 就職面接では高確率で退学理由を聞かれる
  2. 面接官からの悪印象を極力抑える退学理由の例
  3. 大学中退理由以外で気を付けることは?
  4. フリーターやニート歓迎の就職支援サイトを使うのがおすすめ

就職面接では高確率で退学理由を聞かれる

大学を中退した理由は面接試験の時にほぼ確実に尋ねられると思った方がいいでしょう。なぜなら、企業は退学や大学を途中でやめてしまったことに対する懸念があるからです。つまり「採用したとしても大学の時のようにすぐにやめてしまうのではないか?」と思ってしまうというわけです。この部分が採用に対する不安へとつながってしまう部分は否めないでしょう。

また、大学中退を安易な判断で行ったのではないかという想像につながってしまう場合もあります。これによって「先々のことを考えない」「計画性がない」という風に思われがちになってしまうこともあるのです。しかし、逆に言えば面接試験の時に相手にこのように思われないような答えを準備すれば、企業のもつ不安を払しょくできると言えます。大学を簡単にやめたわけではなく、就職できればずっと続けていくつもりであることを積極的にアピールしましょう。

面接官からの悪印象を極力抑える退学理由の例

大学を中退した理由について聞かれたときには、相手がネガティブに感じない答えを準備することが大切と言えます。ここでポイントになるのは、実際の退学理由を正直に答える必要はないという点です。退学理由についてはどうやっても証明できません。ですから、結果的にネガティブな印象となってしまうのであれば、本当にことを話す必要はないでしょう。実際には「大学に通うのが面倒になった」という場合や、「教授や生徒との人間関係に嫌気が差した」という場合であっても、そのように言う必要はないです。ネガティブな印象につながらない無難な退学理由を挙げることは有効な方法と言えます。たとえば以下の回答などが挙げられるでしょう。

・家庭の事情で経済的に困窮したため、親にこれ以上迷惑をかけられないと思ったから

・親(もしくは祖父母)が病気で倒れてしまって、介護をする必要ができたから

・別の進路を見つけて、今の大学ではその勉強ができないと思ったから

・社会に出て実践的な経験を積みたいと思ったから

これらのような理由であれば、面接官もネガティブな印象を持たないでしょう。ただ、後者2つの場合は「それでは、現在は何をやっていますか?」と聞かれる可能性があります。それに対する答えも準備しておきましょう。資格取得のための勉強やアルバイトでもいいでしょう。アルバイトをしている場合は、その経験の中でどのようなことを学んだかアピールするのも効果的です。

大学中退者の方の中には、なかなかポジティブな理由が見つからないという人もいるでしょう。その場合には「学校が面白くなかったから」「自分の勉強したいこととカリキュラムが異なったから」「学校の環境になじめなかったから」と答えましょう。ただしこれだけでは、面接官の受ける印象はマイナスとなってしまいます。そこで退学理由を反省して、どのようにして克服したかをアピールすればリカバリーができるでしょう。

たとえば「学校が面白くないから退学した」と理由を答えた場合は、続けて「そのことを後悔した結果、アルバイトで○○の仕事を行いました。その中で自分は○○について学びました」という風な内容で話せば、退学をきちんと克服していることが相手に伝わります。むしろ「挫折から成長している有望株だ」と面接官が思ってくれる可能性もあるでしょう。このように退学理由を考える場合、面接官がどのような印象を持つのかという視点を持つことが大事です。

大学中退理由以外で気を付けることは?

大学中退者の就活の場合、退学理由は結構重視されます。しかしそのほかにも採用のためのポイントがあります。それは志望動機です。志望動機が重要なのは、新卒でも中途採用の面接試験でも重要なポイントになりえます。せっかく退学理由はしっかり準備しても、志望動機がしっかりしていないとなかなか内定は獲得できません。大学中退は学歴的に見ると大卒と比較すると、中途半端な印象になりがちです。ですからしっかりした志望動機を用意しておかないと、なかなか採用には結びつけにくいでしょう。

志望動機を作成するにあたって、いくつかのポイントを押さえた答えを準備しなければなりません。そのポイントとは「どんな仕事をしたいのか?」「会社に入った後どんなキャリアを考えているのか?」「なぜその仕事をしたいのか?」という疑問に対する答えです。このポイントを押さえた志望動機を準備すれば、仕事に対する熱意をしっかり面接官にアピールできるはずです。どうしてその会社に入社したいと思ったのか、そういった考えに至るまでの経緯を説明するようなイメージで作成するといいでしょう。

この経緯を説明するにあたって、説得力を高めるには具体性のある話をすることが重要です。たとえば過去にあったエピソードを絡めてみるのがおすすめです。仕事を志望するようになったエピソードの中で「○○を頑張った」ということをアピールするのなら、数字などを入れるとよりいいです。アルバイトの話をする場合、「1日○○人を相手に接客した」といった感じです。数字を入れることで客観的に頑張りを面接官も評価できるからです。

本当の退学理由を必ずしも伝える必要はないと紹介しました。しかし、注意しなければならないのは、本当でない退学理由を説明した後で一貫した答えが準備できるかどうかです。「○○が退学理由です」と答えて「ああ、そうですか」とその質問が終わればいいです。ただし中には「○○が理由といいますが、では…」という感じで、追加の質問が来る可能性もあります。その場合しどろもどろになってしまうと、面接官が不信感を抱くことにつながってしまいます。「本当のことを話していない」と判断されれば、採用は難しくなるでしょう。どのような質問が来てもしっかり対応できるように準備しておかなければなりません。

もし退学理由を作るのに自信がなければ、後者のようなネガティブな理由でも正直に説明をする、そしてそのあとでポジティブなことを説明する方式を採った方がいいでしょう。退学理由はほぼ確実に効かれる内容ですから、事前の入念な準備が求められます。

志望動機で失敗しがちなのは、「なぜその仕事をしたいのか?」という答えしか準備していないパターンです。意地の悪い面接官であれば、「それでは、同業他社でも良いのではないのか?」と思いかねません。ほかのライバル企業ではなく、その会社に入りたいということも志望動機の中に絡めましょう。そのためには、応募する企業の情報をしっかり研究しておくことです。どのような企業理念を持っているのか、仕事をするにあたってどのようなポリシーがあるのかなどを確認して、共鳴できるところをピックアップしましょう。そうすれば、ほかの企業ではなくその会社に入りたい理由がしっかりしてきます。

今は企業の理念など、その会社のホームページを見れば簡単に確認できるはずです。応募する前に、会社のホームページを訪問して、どのような会社なのかをある程度情報収集しておきましょう。面接試験の質疑応答の中で、面接官は自社のWebサイトを見ているかどうかはなんとなくわかります。もしホームページを見ていないと判断されれば、「そんなこともやっていないのか?」とマイナスに評価される可能性が大です。ですから応募する企業のWebサイトを閲覧して、きちんとその内容を把握しておくことも大学中退者が内定を勝ち取るための必須条件といえます。

フリーターやニート歓迎の就職支援サイトを使うのがおすすめ

大学中退者が就職活動を行うにあたって、就職支援サイトや転職エージェントを活用するのがおすすめです。このようなサービスであれば、キャリアコンサルタントが就活を支援してくれるため、内定も取りやすくなります。就職支援サイトは今ではたくさんあり、そのサービス内容も多様化しています。その中には、フリーターやニート、既卒、第二新卒にも積極的に求人案件を紹介しているサイトも出てきています。大学中退者はこのような就職支援サイトに登録すると、早めに希望する職場を見つけられるかもしれません。

フリーターやニートといわれると、いわゆるきちんとした実務経験・キャリアがありません。仕事を一から教える必要があるため、新卒や経験者と比較するとリスキーな人材といわざるを得ません。逆に言うとフリーターやニートのような人材でも受け入れている企業は、深刻な人手不足に陥っている可能性が高いわけです。いわゆる「猫の手でも借りたい」という状況のため、大学中退者の方でも採用される可能性は高いです。

大卒や大学院卒も会員となっている就職支援サイトの場合、大学中退は学歴的にどうしてもスペックは低く見られがちです。しかしニートやフリーターにも間口を広く開けている就職支援サイトの場合、大学中退はそれほどハンデになりにくいです。このため、就職先が見つかりやすいわけです。

就職支援サイトでは、就活のサポートなどをキャリアコンサルタントが多角的に行ってくれます。たとえば、求人情報の紹介だけでなく、履歴書やエントリーシートの書き方や必要に応じて添削、面接対策もしてくれるのです。また、面接対策では本番さながらの模擬面接を行っているサイトもあります。このように就職活動を全般的にバックアップしてくれます。大学中退者の中には、これが初めての就職活動という方もいるでしょう。そのような方でも専門家のサポートが受けられれば、自信をもって採用試験に臨めるはずです。

しかもニートやフリーターにも対応している就職支援サイトの場合、そのような方の就活に関するノウハウを持ったキャリアコンサルタントが手助けしてくれるというのもポイントの一つです。就職活動を行うにあたって気になる点がある方であっても、それを乗り越えて就職できるような方法をアドバイスしてもらえます。ほとんどの就職支援サイトが登録・サービス利用無料です。気軽に登録できますから、大学中退者が就活をする際には積極的に活用したいところです。